今回はつい先日まで配信されていた轟轟戦隊ﾎﾞｳｹﾝｼﾞｬｰの総括をしたいと思います。
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轟轟戦隊ﾎﾞｳｹﾝｼﾞｬｰはｽｰﾊﾟｰ戦隊ｼﾘｰｽﾞ30作記念作品ということでこの辺りのﾚｯﾄﾞとしては珍しい往年のﾘｰﾀﾞｰﾀｲﾌﾟのﾚｯﾄﾞだったり王道な部分もありつつ目的が地球の平和を守るためというよりも世界に眠るあらゆる秘宝“ﾌﾟﾚｼｬｽ”を探すという変化救的な要素もある戦隊です。余談ですがちょうどﾎﾞｳｹﾝｼﾞｬｰが放送されていた2006年は仮面ﾗｲﾀﾞｰ生誕35周年記念作の仮面ﾗｲﾀﾞｰｶﾌﾞﾄやｳﾙﾄﾗﾏﾝ生誕40周年記念作のｳﾙﾄﾗﾏﾝﾒﾋﾞｳｽが放送されていたりと特撮界が盛り上がっていた年でもありますね。
それとﾎﾞｳｹﾝｼﾞｬｰは変身前の人間達のｷｬﾗがそれぞれ立っていたかと思います、特にﾚｯﾄﾞとﾋﾟﾝｸは普段は冷静沈着で頼れるﾘｰﾀﾞｰとそれを支えるｻﾌﾞﾘｰﾀﾞｰなのですが回を追うごとにどんどんｷｬﾗ崩壊していった印象があります。またﾚｯﾄﾞとﾌﾞﾗｯｸのﾗｲﾊﾞﾙ関係はどことなくｼﾞｪｯﾄﾏﾝを彷彿とさせます。
あとﾎﾞｳｹﾝｼﾞｬｰが他の戦隊と一番違う所は複数の敵組織が同時に暗躍している所です、大神官ｶﾞｼﾞｬ率いるｺﾞｰﾄﾞﾑ文明とﾘｭｳｵｰﾝ率いるｼﾞｬﾘｭｳ一族と幻のｹﾞｯｺｳ率いるﾀﾞｰｸｼｬﾄﾞｳとｱｼｭのｶﾞｲとﾚｲがｺﾞｰﾄﾞﾑｴﾝｼﾞﾝを移植されて生まれ変わったｸｴｽﾀｰがﾎﾞｳｹﾝｼﾞｬｰが戦うﾈｶﾞﾃｨﾌﾞｼﾝｼﾞｹｰﾄと呼ばれる敵達です。敵組織が複数存在する作品は過去に特捜ﾛﾎﾞｼﾞｬﾝﾊﾟｰｿﾝがありましたがあれは基本的に各組織が個別に襲い掛かっていましたがﾈｶﾞﾃｨﾌﾞｼﾝｼﾞｹｰﾄはそれぞれ連携したり互いに出し抜こうとしたりと密接に絡んでいました、特に戦闘員の存在しないﾀﾞｰｸｼｬﾄﾞｳに大神官ｶﾞｼﾞｬがｶｰｽを貸し与えたりもしていました。そんなﾈｶﾞﾃｨﾌﾞｼﾝｼﾞｹｰﾄですが完全に倒されたのはｸｴｽﾀｰだけで大神官ｶﾞｼﾞｬは再び眠りにつきｼﾞｬﾘｭｳ一族はまだ残党がいたりﾀﾞｰｸｼｬﾄﾞｳは闇のﾔｲﾊﾞが倒されただけで組織自体は存続して未だにﾎﾞｳｹﾝｼﾞｬｰと戦っていたりもしました、この辺はｼﾞｭｳﾚﾝｼﾞｬｰからｶｰﾚﾝｼﾞｬｰまでの敵組織(ﾊﾞﾝﾄﾞｰﾗ一味～ﾎﾞｰｿﾞｯｸ)と共通している部分でもあります。またﾈｶﾞﾃｨﾌﾞｼﾝｼﾞｹｰﾄの怪人は歴代ｽｰﾊﾟｰ戦隊のﾛﾎﾞが隠れﾓﾁｰﾌとなっていますのでｽｰﾊﾟｰ戦隊好きならﾆﾔﾘとする要素もあります。
こうして世界の破滅を食い止めたﾎﾞｳｹﾝｼﾞｬｰですが明石ﾁｰﾌとさくら姉さんは宇宙にあるﾌﾟﾚｼｬｽを求めて新たな冒険の旅に出たり残ったﾒﾝﾊﾞｰは地球にあるﾌﾟﾚｼｬｽを巡ってﾈｶﾞﾃｨﾌﾞと未だに争っていました。余談ですが海賊戦隊ｺﾞｰｶｲｼﾞｬｰに明石ﾁｰﾌが出演しましたが他の戦隊のﾒﾝﾊﾞｰがﾚﾝｼﾞｬｰｷｰを渡せということは中明石ﾁｰﾌはそれはお前達が冒険して集めたお宝だとして手出しはしませんでしたがもしかしたら海賊と冒険者ということで通じる部分があったかもしれません。またｺﾞｰｶｲｼﾞｬｰに登場したｱｶﾚｯﾄﾞですが実は「轟轟戦隊ﾎﾞｳｹﾝｼﾞｬｰVSｽｰﾊﾟｰ戦隊」が初出だったりします。以上で轟轟戦隊ﾎﾞｳｹﾝｼﾞｬｰの総括を終わります。