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五星戦隊ダイレンジャー総括

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東映YouTubeで配信中の五星戦隊ダイレンジャーが最終回を迎えましたので今回はその総括を

ダイレンジャーは通算17作目のスーパー戦隊で放映当時はバトルフィーバーJから数えて15作目のスーパー戦隊として扱われていました。ダイレンジャーは中国拳法と気功をモチーフにした戦隊で特にアクションに力を入れているのが特徴です、なかでも亮のアクションは凄まじいもので演じる和田圭市さんの筋肉がかなり凄かったですね。他のメンバーも負けず劣らずアクションは頑張っていて特に一切変身しない第47話では戦隊史上特に難しいとされるダイレンジャーの名乗りを素面で見事こなしていたのが印象的ですね、しかも一発OKというのがまた凄いですしその後のコットポトロとの生身のアクションも良かったですね。

あとダイレンジャーは人間ドラマにも力を入れていてメンバーそれぞれに因縁の相手を設定することで各メンバーごとにそれぞれ違うドラマを生み出しました、亮なら的場陣との戦いを通じて通い合う拳士のドラマ、大五ならクジャクとの恋愛ドラマ、将児ならゴーマ3バカとの落ちこぼれ同士のドラマが展開されました。特に前作のドラゴンレンジャーに続く6人目の戦士であるキバレンジャーことコウは小学生でありながら敵である阿古丸とは実の兄弟で敵の幹部であるシャダムとは実の父親という関係で10歳の誕生日までにゴーマの血を封じなければ完全にゴーマになってしまうという過酷な運命を背負っており終盤では自分の母親と実の兄弟である阿古丸を同時に失うという辛い経験をしました。また5人の中では最年少であるリンもコウの前では実のお姉さんか母親のように振る舞っておりそれ故にコウの母親と深い繋がりが出来ましたね。ただ知に関しては他のメンバーのように連続したストーリーでのドラマは描かれず単発エピソードでのドラマが光ってましたね、なかでも知を演じる土屋圭輔さんの双子の兄である土屋大輔さんがニセ知として出演した第25話が印象的でしたね。あと知に関しては因縁のあと知も亀夫ということで他のメンバーと違ってあまり深いドラマは描かれませんでしたが亀夫の役者が後に鳥人戦隊ジェットマンでイエローオウルこと大石雷太を演じた成瀬富久さんに交代したことで奇しくも新旧イエロー戦士という繋がりが出来ましたね。あとダイレンジャーは同年のジャンパーソン同様に過去のスーパー戦隊や特撮作品に出演したことのあるキャストが多く出演しておりレギュラーの3幹部の中の二人の内の一人のガラを演じた天祭揚子さんは鳥獣戦隊ライブマンでドクターマゼンダこと仙田ルイを演じておりザイドスを演じた田村円さんはダイレンジャーの前年まではレスキューポリスシリーズに3作皆勤で出演していました。またシャダムを演じた西凛太郎さんも後に侍戦隊シンケンジャーで血祭りドウコクの声を演じることになります。他にもクジャクを演じた森下雅子さんは高速戦隊ターボレンジャーで流れ暴魔キリカを演じていたり的場陣を演じた広瀬匠さんは超新星フラッシュマンでレー・ワンダ、鳥獣戦隊ライブマンでドクター・ケンプこと月形剣史、鳥人戦隊ジェットマンではトランザを演じていたりコウの母を演じた三輝みきこさんは鳥人戦隊ジェットマンで小田切長官を演じていたりしました。あと同年のジャンパーソンと合わせて同じ作品に出演していたキャストがそれぞれ別々に出演していたこともありました、さらには同年のジャンパーソンにも出演していたキャストもチラホラいました(神威狂児さんと赤星昇一郎さんと上田忠好さん他)

ダイレンジャーは最後ゴーマとの決着は付かずに50年後再びゴーマとの戦いが開始されるところで幕を閉じます。これは道士嘉挧が言っていたように気力と妖力は元は一つでそれを二つに分けて永遠に争いながら共に生きていく、即ち人の心に善と悪があるようにこの世のものは全て二極から成り立っており互いに争って生きていくのが人間の宿命ということなのです。これは同年のジャンパーソンにも言えることで確かにネオギルドやスーパーサイエンスネットワークといった悪の組織、ビルゴルディという魔王は倒しましたがこの世から全ての犯罪が無くなったわけではありません、ビルゴルディが最期に残した言葉のように人間に悪の心がある限り必ず犯罪は発生し第2第3のビルゴルディが生まれるかもしれないのです。だからこそジャンパーソンも犯罪から人々を守るために悪と戦い続けるという宿命を背負っておりダイレンジャーもまたゴーマと繰り返される終わりなき戦いを世代を超えて繰り広げるわけです。

ちなみに女優の有村架純ちゃんも一番好きな戦隊にダイレンジャーを挙げていましたがやはり派手なアクションと重厚な人間ドラマに惹かれていったようですね。余談ですが亮を演じた和田圭市さんはその後メタルヒーローシリーズのブルースワットと重甲ビーファイターに2年連続でゲスト出演しウルトラマンダイナや仮面ライダー龍騎にもゲスト出演したことで日本の4大特撮シリーズを制覇した俳優の一人でもあります、特に仮面ライダー龍騎スペシャルで初代仮面ライダー龍騎に変身する榊原耕一役は奇しくもリュウレンジャーと同じく龍の戦士でした。さらに知を演じた土屋圭輔さんは重甲ビーファイターでブラックビートの人間態のシャドーを演じており兄の土屋大輔さん演じる甲斐拓也のクローンという設定で壮絶な光と闇の戦いを展開します。ダイレンジャーはDVDも出ていますのでもしよろしければ一度観てみてはいかがでしょうか?以上で五星戦隊ダイレンジャーの総括を終わります。


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